2020年8月例会 活動報告

こんにちは！ご無沙汰しています！久しぶりの活動報告になります。
コロナが蔓延する世の中になり、今年2月の定例会を最後に当フォトサークルも当然活動休止を余儀なくされておりました。

そんな中、世の中ではオンライン化が進んでいきます。
もちろん当サークルでも導入が検討され、オンライン会議などに不慣れなメンバーも居ながらも、事前にオンラインツールのテストを何度も行い準備を重ね、遂に6月、オンラインでの定例会が開催されました！

そこでは、今後どのように定例会を行っていくか、みんなが集合する撮影会はどうするのか、年に3回行っているフォトコンクールはどうやれば良いの？？？などを参加メンバー全員で意見を交わし合いました。
もちろん、現状では仕事柄外出が難しい、フォトコンクールはブラウザではなくプリントされたものを見たい、集まって万が一クラスター発生した時にサークルの評判はどうなるのか…等など、あらゆる立場や視点から意見が出されました。

それでもやはり”このまま何もしないでいるよりは何かした方が良いのでは”という皆の想いから、まずは『オンラインでも撮影会やフォトコンクールは開催ができるのかまずは一度テストをしてみよう』という試みに挑戦することが決定しました。

そして開かれた7月の定例会。
まず決まった時間にオンラインで集まり事前にMTGをした後、小澤先生からテーマが発表され、それを元に個人がそれぞれ行けるところで撮影してくる、という前代未聞の”オンライン撮影会”（！？）が開催されました。
さらにその当日内に撮ってきた作品を使って、次月試験的にオンラインでフォトコンクールを行う、という流れです。

そんなわけで撮影会用に先生から提示された（しかもくじ引きで決まったw）テーマは『木』

私個人としては、撮影中は他の人の様子が見られないので、”みんなどんな調子なのかな？”、”良い感じに撮れてるのかな？”と少し気になりながらも、家の近所の公園で久しぶりの撮影を楽しみました。

さて、そこからがまた新たな試みです。
当サークルのフォトコンクールは、その作品の講評が終わるまで誰が撮ったかわからない状態かつ、匿名での投票です。そのシステムをいかにうまくオンラインでも行えるか？
これに関してはPCに不慣れなメンバーでもわかりやすく、間違いがないようにという仕組みを運営の方々が苦心して編み出してくれました。

事前にメンバーそれぞれが匿名で（使用機材が分からなくなるようにExif情報すらも削除して）クラウドに作品を投稿し、そしてそれを元に事前に匿名で投票を行い、例会当日には共有画面で作品を見ながら講評会を行う、という仕組みです。

そしてついに、その試験的なフォトコンクール1回目が今月9日に開催されました！！
（普段ならブログ担当者が例会風景を写真に収めるのですが、今回はオンラインツールを使っているのでPC画面のスクリーンショットで失礼します。）

※1画面にメンバー全員が収まらないため2枚に分かれているのでお顔が重複している方もいます。この日は全部で29名の参加でした。

当日の講評会は、共有画面に誰のかわからない作品が一つづつ上がり、ランダムで会員が30秒の感想を述べ、先生が2分の講評、その後に作者が名乗り出て30秒だけ言い訳をする、という秒刻みのスケジュールです。

※運営役員の手元ではこんな感じで時間管理されていたそうです。

これまでプリントで見ることに重きを置いて作品を作ってくることが多かった当サークルのメンバー達。ただし今回はオンライン。モニターで見ることがゴールの作品作りを個々でどこまで意識していたのかわかりませんが、小澤先生からの講評はやはり『モニターで見ると損』だとか『プリントだともっと細部まで見る』などのワードが出てきます。
そしてコンテストなので（プリントでの質などを味わえない分）純粋に”見栄えが良い被写体を選んでしまいがち”になってしまうが、果たしてそれだけで良いのか？選んでもらいやすい作品作りをするだけで良いのか？など、選ぶ側とそれを踏まえた作る側への意見もあったり…。フォトコンの根底についてすら考えさせられます。

最後にいただいた総評では『インフィニティのレベルならもっと撮れるのでは？』『少しづつ”こんなものかな”という意識が感じられる作品になっている』など、オンライン撮影会＆フォトコンという初めての試みだったからこそ！？の厳しいご意見をいただきました。

※オンラインでも真剣に講評してくださる小澤先生