2022年11月度例会 活動報告

11月例会ブログ(2022年11月13日)

今日は体験入会の方への事前説明やフォトコン投票の他に課題も多く、役員の方々は早々から準備に余念がありません。

小澤先生は若干体調不良のご様子ですが、フォトコン講評会のコメントはいつも通りにビシバシお願いいたします。

先ずはモノクロ講評会より。
動物を撮るのが大好きな中本さんの上野動物園のハシビロコウ他、愛犬の写真について、モノクロだとカラーでは見えない犬の眼や雰囲気が出せて、夏場にうまく撮れると教えてくれました。

渡辺(浩)さんは、コロナ前の上総湊の撮影会で自分で位置を直してまで撮ったリヤカーの作品への拘りが面白かったです。

次に、夏にソレイユの丘で実施したフォトコン作品の投票です。バーベキューには沢山の方が参加されたのですが、提出された作品が少なくて少し残念・・・です。それでも異なる着眼点の作品が並び、講評会が楽しみ!

さて、いよいよ小澤先生から講評をいただきました。
※作品名と写真は、11月の皆さんのアップを見てください。数軒を抜粋で様子を載せました。

「真昼のだんらん」:タイトルからして家族の影が主役の写真。画面から情報を整理した方がいい。

「行こう!」:空白余白を生かす場合、主役の子供がハイライトの中に入る位置とか、子供の動きのラインに動きが見えるとかフレーミングの工夫が必要。

「トライアングルキッズ」:構図と人の配置がいいバランスだが、人を群像として入れるか、主役を決めて入れるかにより印象が変わる。

「距離感」:2人のストーリー性のある写真で何かのワンシーンのように見えるが、サプライズ感がないとフォトコンでは入りにくい。テーマの「距離感」をどう伝えるか、別の軸でも考えてみる。

「初秋」:渋い!写真。フォトコンのインパクト勝負では難しい。主役は他にくわれないように一つにシンプルにする。

「挑戦者」:写真のどこからが必要か考える。下を切ることで、よじ登る子供に対して高さを表現することもできる。

「夢の追憶」:空白感の面白さ。見えないものを表す場合、露出を変えるとか普通と違うやり方を考えてみる。作品のタイトルなしでも、凄いと感じさせる主張があるといい作品となる。

「ポーズ」:3つのポーズの何かが揃っているとか決定的なテーマ性が欲しい。

「秘密の国にて心燃やす」:上品で秀作だが、今回の場所性・ストーリー性の人物写真が多い中、落ち着いた写真はフォトコンでは損だ。

「光の回廊」:面白い着眼だったが寄りが足りない。光の移り変わりが目に飛び込んでくるように撮れれば良かった。

「見まもりたい」:意図は構図に良く出ているが、シャッターチャンスはもう少し前だった。

「ガマン!」:スクエア構図の周囲を取り囲む子供の帽子の色をフォトショップでもう少し抑えれば、中心のカンガルーに目が行ったのでは?

「閉園」:上品な作品。構図・光・紙も言われるなと思う部分をよくまとめている。

「ねえいこうよ」:暗すぎる。見えなさすぎは敢えてなのか?黒が多くても主役と後ろの部分はラインライトで分離できるように。

「6:00PM」:モノクロのシルエットのとらえ方の気遣いを、他の人が気づいて選んでくれるかどうか。

「waking」:目で見た通りなので、ストーリー性を出すために表現で面白味がほしい。

「ザ・プロフェッショナル」:カンガルーがプロフェッショナルな存在ならば、ふてぶてしいカンガルーと子供の入り方をもっと上手く入れた方がいい。

ここで一服。講評会の前半終了。沢山ためになるコメントをいただいた写真の数々でした。

赤道白書のモノクロに刺激された渡邊(善)さんが、モノクロ講評会の続きで作品を出してくださいました。
小澤先生のコメントに熱が入りました。
・モノクロに対する光のとらえ方。黒すぎて光が足らないのはダメで、中間調でちゃんとトーンを作る。
・何でもコントラストを強くするのは、あまり良い方法とは思えない。
・子供がトンネルにいる絵が作品の中ではよい階調と評価されていました。

後半の講評会の前に、体験入会参加者3名ご自己紹介していただきました。(菊池邦子さん、幡野敦さん、森幸子さん)

フォトコン講評会後半です。
「ホントは僕だって走るの早いんです」:流し撮りを狙ってるが、カピバラの眼が読めるとか、とろけてもカピバラとわかるように。

「囚われても尚、気高く」:目の煌きとかの表情の印象が薄い。アップや角度、囚われている感じのフレーミングの工夫をする。

「魔女のほほ笑み」:口?表情?目?狙いは評価するが、読まなくてはならない作品。噛めば噛むほど味わえる作品になれるか?

「サッカー選手になるんだ!」:上手にまとまっているが、物足りない。フォトコンとしては不向き。

フォトコンの作品のまとめ:普通じゃない。秀作とは違う。文句が無くて良い作品ではなくて、センスや自分の作品の見せ方、違う視点でみんなが求めてくれるとかを考えてみる。

※ざっとしたメモから文章を起こしているので、ニュアンス違っていたらご容赦願います。

写真展、合同撮影会について
アンケートの集計結果に沿って斎藤さんからお話し等ありました。次回は2024年に写真展開催予定となりますが、会場・時期・運営の指針を短時間では進められず、役員会で早急に議論の上、斎藤さんから再度のご案内をいただくこととなりました。

フォトコン結果発表
おめでとうございました!!(瀬古沢さん、作品と一緒に写真を撮れなくてすみませんでした!)

1席:香野さん

2席:岩田さん

3席:礒部

4席:山口さん

5席:瀬古沢さん

6席:中本さん

最後に集合写真を撮りました。いつものガッツポーズです。

11月例会ブログ担当:礒部